In the Margin

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In the Margin

伊藤 桂司|張 霆|抜水 摩耶|ヒロ 杉山|山崎 由紀子

2026.09.05 — 2026.10.18
Thu–Sun | 11:00 — 18:00

In the Margin

STATEMENT_

一枚の絵は、描かれた線や色だけで成り立っているのではなく、
その周囲に残された余白や、見る人それぞれの記憶や想像によって、初めて豊かな表情を持ち始める。

私たち5人は、京都芸術大学という同じ場所で出会った。
教授と卒業生という立場は異なるが、今はそれぞれが独自の表現を探求する一人の画家として、この場に集まっている。

教育と制作、過去と現在、抽象と具象、教えることと学ぶこと。
そのどちらか一方ではなく、その「あいだ」に広がる領域にこそ、新しい表現は生まれる。

展覧会タイトルである In the Margin は、「余白の中で」という意味を持つ。
ここでいう余白とは、単なる空白ではない。
異なる視点が交わり、新しい対話が始まり、まだ名前のないイメージが静かに立ち現れる場所である。

ヒロ杉山

ARTIST_

伊藤 桂司

伊藤 桂司

Keiji Ito

1958年、東京生まれ。主に広告、出版、音楽関係などの分野でグラフィックを手掛ける。「四次元を探しに / ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)、個展「TRANQUILO」(山梨 Gallery Trax)、「VERDE CÓSMICO」(馬喰町 PARCEL)、“楽しくなってきた It’s Getting Fun!”(原宿 HARUKAITO by island)をはじめ数々の国内外展示に参加。作品集に『LA SUPER GRANDE』(ERECT LAB.)、『NEW WORLD』(UFB)他。京都芸術大学・大学院教授。UFG代表。

>アーティストサイト

作品1
Moon Rise Remix (2025)
作品2
Natural Knowledge (2022)
作品3
Sun in the Night (2022)
張 霆(チョウ テイ)

張 霆(チョウ テイ)

Zhang Ting

中国生まれ。京都芸術大学大学院イラストレーション領域修了。現在は東京を拠点に活動する。家族の病をきっかけに、微生物や抗生物質の乱用と身体への影響に関心を持ち、身体と精神の関係をテーマに制作を始める。微生物、遺伝物質、脳腸軸、感情や記憶の相互作用に着目し、医学イラストや解剖学図版を参照しながら独自の解釈で再構成し、身体、精神、記憶、経験のあいだにある不可視の関係性を描き出している。主な受賞/掲載に、2023年「東京CAF賞」最終審査入選、2023年『美術の窓』5月号「新人大図鑑」掲載、2022年「東京装画賞」学生部門金賞。

作品1
『Migration』(2026)
作品2
「質行曲」(2026)
作品3
「雨降らし」(2025)
作品4
「螺旋」(2025)
抜水 摩耶

抜水 摩耶

Maya Nukumizu

アーティスト・画家
京都府生まれ。京都芸術大学大学院芸術表現専攻修了。大学時代より田名網敬一に師事。2012年より東京に活動の拠点を移す。幼少期より多大な影響を受けた漫画カルチャーをバックボーンに、漫画の記号を介して世界に存在するあらゆる存在を主人公として捉え、情報の海で生まれるエラーや歪みを肯定的に描く。国内外で作品発表を重ねる傍ら、マカロニえんぴつ、私立恵比寿中学のCDジャケットアートワークを手がけるなど幅広く活動中。近年の主な展覧会に、「STRANGE STRANGERS」(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京)2025、「AATM2026 サテライト展」(三菱一号館美術館 Espace 1894、東京)などがある。

>アーティストサイト

作品1
Come with me (2026)
作品2
Child's Play (2025)
作品3
STRANGE STRANGERS (2025)
ヒロ 杉山

ヒロ 杉山

Hiro Sugiyama

80年代、90年とアナログでの絵画制作を行ってきたヒロ杉山は、1997年アーティストユニット「エンライトメント」結成を機にデジタル作品の制作も開始する。2000年に開催した個展「2-Delight」ではデジタルペインティングと称した作品を発表し世界的な注目を集める。2001年村上隆が企画、キュレーションした「スーパーフラット」展(LA,MOCA)に参加。F1レーサーのアイルトン・セナ、カレン・カーペンターの巨大なポートレイト作品を発表。その後、ロンドン、ブロンクス、上海などのミュージアムでの展覧会等に数多く参加。2010年代に入り、ヒロ杉山は、アナログのペインティングの制作に再び精力的に取り組むようになる。2020年には、作品1600点を収録した作品[Drawing leads to another dimension]を出版。2021年に発表した有名絵画の色彩を排除しモチーフをシルエット化して描く「ブラックペイントシリーズ」が、話題となり2022年2,024年と「LurfMuseum」で大きな個展[Monochrome Colors]を開催。

>アーティストサイト

作品1
作品2
作品3
山崎 由紀子

山崎 由紀子

Yukiko Yamasaki

1988年京都府出⾝。東京都在住。デジタルネイティブとアナログ世代の間に⽣まれ、ガラケー、スマートフォン、ロースペックなPC、そしてMacBookとあらゆるデジタルガジェットの進化、それに伴う情報取集におけるスピードの変化を体感した世代の作家。SNSやネット上で気になった画像を⽇々集め、デジタル上でコラージュし、それをペインティングに再編集するという⼿法で作品を発表している。ギャラリーでの展示の他、CDジャケット、アパレルコラボ、広告ビジュアルなどの作成も手がける。

作品1
作品2